社員ブログ

橋梁点検を学ぼう

長岡高専の学生さんを対象に、「橋梁点検見学会」を実施しました!

班に分かれ、3箇所でそれぞれ橋梁の基礎知識と点検について学びました。

 

以下は、筆者(橋梁は専門外)による見学会レポートです。この日も説明係ではなく撮影係です。

 

特徴的な青色の曲弦ワーゲントラス。どこの橋かわかるでしょうか?

 

 

◆◆合成桁・補剛材◆◆

1箇所目では、橋桁そのものと補剛材について学びました。

今回見学した橋梁は、コンクリートと鋼材を一体化させた”合成桁”が使われています。

 

 

金属といっても、一枚板を同じ方向に並べるだけでは、

上に人や車が載りますから、重みで変形してしまいかねません。

そこで水平・垂直方向に追加する補強用の板を”補剛材”と言います。


私はこの補剛材を見ると段ボールベッドが思い浮かびます。

あれも、上に人が寝ても潰れないように中が格子状になっているなと。

 

 

 

◆◆支承部◆◆

2箇所目では、歩道から高欄(欄干)を乗り越えて橋脚に下り、”支承””斜材”を学びました。

高欄が高く、背が低いとけっこう大変です。

「今日ほど己の低身長を嘆いたことはない」という学生さんの声が聞こえました。私も背が低いため同感。

 

 

手前の黒く伸びているパイプみたいなものは”落橋防止装置”です。

こんなに重たいものでも固定していないと落ちるとは、なかなか想像がつきません(想像したくない)。

基本は台にのっかっているモノなんですよね。

支承部ではとくにそう感じます。

 

 

 

◆◆橋梁点検車(MBI-70)◆◆

3箇所目は”橋梁点検車”です。

もはや試乗がメインです。乗るだけで新鮮です。

 

1枚目の写真に写っている機械のはしごから降りていきます。

 

川の中央に近い場所の構造物を間近で見たり叩いたりするためには、

そこに入り込むための点検専用車両が必要になります。

また変な例えをしますが、テーブルで使うバッグハンガーみたいだなと思いました。

私も実際に乗せてもらいました。

かなり揺れを感じましたが、橋梁専門の上司いわく「これは揺れないほう」だそうです。

 

 

以上、見学会レポートと筆者の所見でした。

なにか一つ、些細なことでも、学生さん方の印象に残ってくれていれば幸いですね。

 

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