安全な設計のため地質のポテンシャルを調べる

渡邊 貴之
地質調査部 地質調査課 主任 2013年 キャリア入社

地盤と構造物の強度・安全性を調査する

工事や設計に先立って地質のポテンシャルを調査しています。土質や地盤をボ-リングや電気探査などの方法で調査し、建設予定の構造物を維持できるかどうかの判断、また、構造物の支えについての提案を行います。また、5年に1度の点検が義務付けられてるトンネルやスノーシェッドなどの構造物の点検調査も担当。最近では画像解析も行いますが、機械は細かいひび割れとクモの糸の区別ができないなど万能ではないので、総合判断は「人」が担っています。

地質調査が設計に活かされている

大学では、湖の水質調査や工事による地下水の変化など地質分野について研究し、地質調査専門の会社を経て当社にキャリア入社しました。調査で完結していた前社とは異なり、当社では地質調査後に、計画・設計を行い、それが実際に形になっていくのをたどれるので達成感があります。また、設計部門から依頼されて調査を行ったり、設計の途中でアドバイスを求められたりするので、やりがいもありますし、私自身のスキルアップにもつながっています。

難易度の高い新潟の地質を極めたい

新潟県は河岸部、山地・大河・平野があり、地形も地質も複雑。地滑りや地盤沈下などの問題も多く、土木的には難しい地域です。地質調査でも地すべり・水・平地と分野が分かれており、学ぶことはまだまだあります。今後は、さらに知識や経験を積み、発注者の信頼を得られるよう、さらに努力していきたいと思います。その点、当社はメンバー同士の仲が良いので、質問や相談がしやすい風土ですし、経験豊富なベテランもいるので心強いです。

とある1日のスケジュール

出社(8:30) 出社後は現場に行くための準備を行います。
現場作業(9:30) 現地踏査や現場管理などで外出が多いです。
昼食(12:00) 外出時は近くのお店で食べます。
現場作業(15:00) 引き続き作業を行います。
資料作成(16:00) その日のデータ整理を行い、発注者に報告します。
退社(18:00) 時期にもよりますが、大体この時間には退社します。

※2020年10月取材当時の内容です。